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零戦をみてきた [航空機(実機)]

 今日は『河口湖自動車博物館』と、併設されている『飛行館』へ行ってきました。

 両博物館はともに『撮影可』となっているので結構大量に写真を撮ってきましたが、どうしても『モデラー目線』の写真ばかりになってしまいます。そういうわけで、ここで紹介するときも『モデラー目線』で紹介いたしますので、『正当な航空機ファン』目線ではありませんのでどうかご了承ください(笑)。

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 航空自衛隊で使っていたT-33シューティングスター。ラジオコールナンバーからシリアルは「51-5639」であることがわかりますが、この機体は少なくとも2機以上のスクラップからニコイチしたものであるとわかります。その証拠がこれ、
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 ここまで破損したスクラップのシリアルをわざわざ書き換える必要はほとんどないと思われるので、こちらが元々の『51-5639』の尾翼周りであるとみてよいと思います。この残骸は飛行館入り口横に、T-33のキャノピー、水平尾翼、正体不明のプロペラとともに置いてありました。

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 零戦の主翼にはこれだけのねじり下げがつけられていますよという証明になる写真です。零戦の主翼はテーパー翼で、平面形では前縁は直線になっています。上半角は付け根からの1段ですが、ねじり下げのおかげで主脚取り付け部付近から上半角が変わっているように見えます。ねじり下げは後縁でも判るような付き方でした。
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 同じく零戦21型のエルロン作動ロッドとホーン。
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 零戦52型の塗装のツヤがよくわかる角度から撮影。軍用機というとつや消しのざらっとしたイメージが強いのですが、現役当時の実機の写真を見ると反光沢のような光り方をしているものがあります。復元機はかなりの光沢があります。ぴかぴかという感じですが、動翼の羽布ばり部はツヤがあまりありません。エルロンをよく見るとリネン張り→シルバードープ→迷彩塗装という処理をしているのが判りました。
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 復元途中の一式陸上攻撃機。陸上から発進する攻撃機という意味、というのを最近になって知りました。・・・ええ、どうせ偏ってますとも・・・。ちなみに左側の壁にぶら下がっている骨組みはボーイングステアマンPT-17のもの。この機体の胴体は見あたりませんでした。
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 復元途中の一式陸攻の胴体です。思った以上にでかいものだということを初めて知りました。以前、搭乗員(機長)の方から対艦攻撃時の飛び方についてお話を伺ったことがありますが、この大きさの双発機で『サイドスリップ』を超低空で行いながら超低空で照準し、爆弾を投下するということでした。まっすぐに(サイドスリップなしで)飛ぶと、容易に未来位置を予測(目測で)されてしまい、対空砲に撃たれてしまうそうです。
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 93式中間練習機。『赤とんぼ』と呼ばれていた機体ですが、オレンジ(橙黄色)のイメージが強いので最初は別の機体だと思っていました。復元機なのでエンジンはプラット&ホイットニーのワスプが搭載されていました。

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 カルト産業のコブラだと思います。テーマからやや外れていますが、現物を見るのは初めてなのでついつい出来心で・・・ちなみに上に写っているのはF-104Jで使われていたJ79エンジンのアフターバーナーとノズル。


 余談ですが、雲に覆われてしまい、河口湖畔という絶好のポイントにいたにもかかわらず、今日も富士山の写真は撮れませんでした。どうやら嫌われているようです(/_;)
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